成長過程

新米コピーライターがコンサルタントになるまでの備忘録的な日記的な

どうして職人は「技は見て盗め」なんて理不尽な事を言うの?

 

 

 

職人と言えば主に、

手工芸品を作る人や、

お寿司を握る「寿司職人」の事を言います。

 

そして職人と聞いて思い浮かぶのは、

「技は盗むもんだ。見て覚えろ。」

でおなじみの、

なんとも理不尽な事を言うイメージです。

 

そこで今日は、

「なぜ職人は技を教えないのか」

について考えてみたいと思います。

 

 

早く成長してほしいだけが理由ではない

 

弟子に自ら成長してほしいという願いから

教えないという事も少なからずあるでしょう。

でも、職人芸を見てすぐ覚えられる人間は早々いません。

 

それこそ、長年かけて覚えたスキルを

弟子に一発で覚えられては、

面目が立たないというものです。

 

要するに、職人のプライドが

弟子に対して、少し意地悪しちゃおうかな~と

意識的ではないにしろ、教える事を拒んでいるんじゃないでしょうか。

 

 

教える気はあるけど教えられない

 

f:id:web-ksk:20160210185030j:plain

 

 

教えたくないわけじゃなく、

そもそも、教える事が出来ない事もあります。

 

それは、

うまく説明ができないから

実際にやっている所を見て、

真似をする事でやり方を覚えてほしい

とかそんな感じだと思います。

 

弟子からしたら

「どうやって覚えたか教えてくれるだけで良いんじゃ?」

と思うかもしれませんが、

 

自力で覚えた事でも、

その過程を他人に教えるという事は

とても難しい事です。

 

つまり、自分が覚えた事を

うまく言葉にできない事が原因で、

教えないのではなく教えられないのだと思います。

 

 

まとめ

 

今回、職人の名言(仮)について書かせてもらいましたが、

職人は「見て覚えろ」と言うイメージがついていて、

少しとっつきにくいかもしれません。

 

職人になろうという人が減っているのも、

どこか近寄りがたい雰囲気が職人さんにあるからかもしれません。

 

しかし、教えるのが上手な人であれば、遅かれ早かれ、

弟子は成長して、後を継いでくれるんじゃないでしょうか。